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障害者手帳とは?~知っているようで知らない~
障害者手帳は、障がいを持つ方が生活しやすくなるためのさまざまな支援が受けられる公的な証明書です。
しかし「障害者手帳って取得した方がいいの?」「どうすれば取得できるの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
手帳を持つことで利用できるサポートは多岐にわたりますが、取得手続きや手帳の種類についてよくわからないという声も少なくありません。
この記事では、障害者手帳の種類や取得方法、取得するメリットについて詳しく解説します。
障害者手帳は、障がいを持つ方がさまざまな支援を受けやすくするための公的な証明書で、「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」の3種類があります。
身体障害者手帳:一定の期間以上永続する身体機能の制限がある方が対象 |
精神障害者保健福祉手帳:一定期間以上精神疾患の状態にあり日常生活に制限がある方が対象 |
療育手帳:知的障がいがあると判定された方が対象 |
障がいの程度などに応じた等級がそれぞれに定められており、等級に応じて受けられる支援やサービスの内容が異なります。
1.医療機関で診断書を取得
障害者手帳を申請するためには医師の診断書が必要です。通院している病院やかかりつけ医に診断書の発行を依頼しましょう。
※療育手帳のみ、手帳の申請後に指定の医師や判定機関などで面接や知能検査などを受け、判定されるという流れになります。
2.自治体の窓口に申請書を提出
診断書が準備できたら、お住まいの市区町村の窓口に申請書を提出します。
手続きに必要な書類は取得する手帳の種類や自治体によって異なります。自治体のホームページなどで事前に確認し、診断書と一緒に用意しておくとスムーズです。本人の顔写真や本人確認書類は必須となるので、余裕をもって準備しておきましょう。
3.自治体による審査
申請書および必要書類の提出後、自治体による審査が行われます。申請からおよそ1〜2か月で手帳が交付されます。
4.障害者手帳の受け取り
審査が完了したら、自治体の窓口で手帳を受け取ります。
療養手帳は2~4年ごとに再判定が行われます。また、精神障害者保健福祉手帳は有効期限が2年間なので、2年ごとに更新が必要となります。身体障害者手帳には原則として有効期限がありません。
●さまざまな福祉サポートが受けられる
障害者手帳を持っていると、税金や公共料金の割引が受けられるほか、医療費の負担を軽減できます。また、郵便料金やNHK受信料、公共施設入館料などの公共料金の一部が免除されたり、無償化されたりします。
このように、生活にかかる経済的負担を軽減し、障がいのある方が無理なく生活を送るためのさまざまなサポートを受けられます。
●就労に関するサポートが受けられる
障害者手帳を持っていることで就労支援サポートや職業訓練プログラムをスムーズに受けることができます。
また、就職や転職の際に障がい者採用枠に応募することも可能になります。障がいを持つ方の特性に配慮した職場環境を提供する企業や、働きやすい制度を整えている企業での採用が期待できます。
まとめ
障害者手帳は、交付されることでさまざまな支援や福祉サービスを受けられるようになるパスポートのようなものです。
「手帳の取得を考えているけれど、どうすればいいかわからない…」とお悩みではありませんか?
マイ・スタイルでは、手帳の取得に関するお困りごとや、就労に関するご相談をいつでも受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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