お役立ち情報
色々な社会資源~自己理解を深め悩みの解決につなげる「カウンセリング」~
今回は「カウンセリング」についてご紹介いたします。
もともと「カウンセリング」は「相談」や「助言」といった意味を持つ言葉です。
近年は、精神的な症状や心理的な悩みを聞いて、指導や助言を行うことを、カウンセリングと呼ぶケースが増えています。この他にも「キャリアカウンセリング」「スクールカウンセリング」といったものがあります。
カウンセリングは答えを出してもらうものではありません。カウンセリングを通して、自分の気持ちや考え方を整理し、自身で解決法を見つけるためのサポートが得られます。
一口にカウンセリングといっても、相談する相手によって対応は様々です。
医師、カウンセラーとの相性もありますので、ご自身に合っていると感じる方にお願いするのがよいでしょう。
カウンセリングを受けることで、次のようなメリットが期待できます。
・自分の話をしっかり聞いてもらえる
・話すことで心が軽くなる
・自分が抱えている問題を言葉にして整理できる
・カウンセリングを受ける中で、それまで気が付かなかった自分の考え方のくせや長所を発見することができる
・自分にはない客観的な意見を知ることができる
・今の状況に合った考え方に切り換えられる
・人とうまく付き合っていくための方法を見つけられる
・人としての成長が期待できる
自分への理解を深めることで、抱えている悩みの解決や、成長につながります。
カウンセリングを受けられる機関には次のようなものがあります。
・医療機関:主治医に相談し、必要と判断された場合に医療機関でカウンセリングを受けることができます。
・公共機関:障害者職業センターでは障害者職業カウンセラーに相談することができます。保健所や精神保健福祉センターにも、医師や精神保健福祉士、臨床心理士、公認心理師が配置されていて、相談を受け付けています。
・民間団体:民間では、疾患の有無にかかわらず相談できるサービスがあります。「ちょっとした悩みだから相談しにくい」と感じている方も気軽に相談できます。
病院、クリニック、民間団体が行っているデイケアの中でも、カウンセリングが受けられることが多いです。デイケアについては次の記事も参考にしてみてください
デイケアの中でカウンセリングを受ける場合、個人ワークやグループワーク、就労のためのサポートなどと組み合わせて行うことができるため、お悩みや課題など、カウンセリングで話したいことが明確になる可能性があります。
その他、最近はオンラインで受けられるカウンセリングなども増え、より気軽に利用しやすくなっているといえます。
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