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大人の発達障がい~就職活動~

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          自分の特性を知り、周囲のサポートも活用して就職活動してみましょう

就活までのステップと必要なこと

大人の発達障害がある方は、就職までに必要なステップをあらかじめ整理しておくことで、就活がしやすくなります。  

前回の記事で、向いている仕事や環境について確認したら、具体的に就活までの道のりを設定してみましょう。

ステップ1. 就活のウォーミングアップ

まず、就活の目的を決めましょう。

とにかく就職しなければと焦って活動を始めると、求める仕事や条件を決められずに悩んだり、自己PRや志望動機を書けなかったり、立ち止まってしまうことが多くなります。

そんな時は、就活移行支援など周囲から サポートも利用して、自分に合った計画を立てるところから始めましょう。

ステップ2. 自分の特性への理解

特性の理解とは「自己分析」と「自己理解」です。

方法としては、小さい頃から今までの自分を振り返り「自分史」を作る、性格や特性を分析して「得意」と「苦手」を把握するなどが挙げられます。

就労移行支援では、職場環境に対応するための支援や助言を行なっています。一人では難しいという時はサポートを検討してみてください。

ステップ3. 企業研究

ステップ2の分析結果にマッチする職種と、その企業について調査して、求人募集があるかどうかをチェックします。

ここで気をつけたいのは、「社風」も確認しておくことです。

例えば、自分の意見をどんどん発信していくことが求められるベンチャー企業などでは、「空気を読めない」という特性は「アイデアや考えを積極的に発表できる」というプラスの要素にもなります。

フレックスや在宅勤務ができる環境なら、満員電車が苦手な人でも仕事がしやすくなります。

また、就職した後にも「就労定着支援」という福祉サービスを利用することができます。これは、就職後に受けられるサポートで、職場で困っていることや難しいと感じることを面接などでヒアリングし、一緒に対策を考えてくれるサポートです。

 サポートを受けながらできそうかどうかも考慮してみると良いでしょう。

ステップ4. 一般枠か障害者枠か

企業研究を済ませたら、いよいよエントリーに進みます。

採用枠には、一般枠、障害者枠があり、障害者枠では「自分の障害についてうまく説明できるか」、「必要な配慮について適切な対応を伝えられるか」という点が重視されます。

エントリーシート作成や面談応対、それらのスケジュール管理は困難と感じられるかもしれませんが、そんな時は就労移行支援 などのサポートを得ることも一つのアイデアです。

難しい時はサポーターにつながるまでを一つのゴールに

自分一人で就活するのが難しい場合は、まず適切なサポート先とつながることをゴールとしてみましょう。

まず、一人でできることと困難なことを把握し、難しい時はためらわずにサポートを受けましょう。

就活はゴールではなく、新しい始まりです。

無理をしないで1つずつステップを進めていきましょう。

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