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大人の発達障がい~受け止め方と配慮について~
自分が大人の発達障害だったら?受け止め方と周囲の配慮について
ADHD、ASDを知るための「セルフチェックシート」は試してみましたか?
ADHDやASDといった成人の発達障害は、自身が特性を理解することで、向いている仕事を探しやすくなります。
発達障害についてまずは自分自身が理解し、ふさわしい環境を探してみましょう。
ADHDは、自分の得意な分野について好奇心が旺盛であり、フットワークが比較的軽いという特徴があります。
こうした特性を活かすには、営業やクリエイティブな業務に携わる仕事が向いています。
研究職や技術職も向いています。
職場としては、ADHDに理解があったり、サポートが充実しているような環境がベストです。
また、アットホームな環境ではなく比較的あっさりしたビジネスライクな職場環境が良いとされています。
ルーティンが定まっている事務作業や、長時間同じ作業を続ける必要がある仕事はあまり向いていないので避けた方が良いでしょう。
ASDの特性がある人は、細部を観察する能力に秀でていて、数学的・論理的な思考が得意な傾向にあります。
そのため、研究職や技術職、経理・財務管理などの事務が向いています。
他の人とコミュニケーションを取る機会が少ないプログラマーとして働くのも、向いています。
職場環境としては、コミュニケーションが多すぎない、ビジネスライクな職場が最適です。
ASDの特性がある人にとって難しい仕事は、業務内容が日々変化するようなルーティンのない仕事や、積極的なコミュニケーションが求められる接客業です。
成人の発達障害については、まず自分が発達障害であると周囲に知ってもらうことが大切です。
得意なこととそうでないことを理解してもらい、可能な限り特性を活かせる配置や環境に配置してもらえるようにしましょう。
次に、トラブルにつながりやすい状況と、周囲の対処法の一例をご紹介します。
忘れ物や外部からの刺激に弱い特性があると、書類作成時にミスしたり遅刻が多くなったりする場合があります。子どもの頃は「うっかり」で済まされたことも、社会人になると重大なトラブルにつながりかねません。
本人がメモやスマホなどを使ってタスク管理することももちろん重要ですが、書類仕事などがない部署へ配置転換を行うのが対処法としては挙げられます。
チーム作業ができなかったり、仕事のやり方を変更できないという特性がある場合、合同のプロジェクトや協業する部署で連携が取れずうまく仕事ができない可能性があります。
変更がある場合は事前に変更内容を伝えるもしくは急に仕事の方向性や指示を変えない部署に異動、といった周囲の配慮が必要です。本人も事前に把握するといった力やどのぐらい前に言われた変更なら受け入れられるのかなどの目安を把握しとくことも大切です。
発達障害の特性によっては、あいまいな表現が理解できず、同僚や上司から「空気が読めない」、「なぜ話を聞いていたのにできないの?」と責められることがあります。
少し、大体、どちらかといえば〇〇、といった表現いわゆる暗黙の了解は理解しにくいことがあるので、周囲の人はあいまいな言葉を使わずに明確な指示を行う必要があります。また、言葉では伝わりにくいこともある為、指示書などを用いて紙面で分かりやすく伝えることも有効的です。
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