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事例紹介

「就労移行」
の就職事例Case 01

Case Study

総務課事務職での就労ケース

さん(20代女性)

障がい内容

身体障害者手帳2種3級(脳性麻痺:右半身麻痺)・精神保健福祉手帳2級(発達障がいADHD)

利用開始時のご本人状況

支援学校卒業後、事務補助として一般企業にて就職されていましたが、周囲との関係構築がうまく出来ず仕事で悩んでも相談する相手もいなかった事から、ミスが生じることが目立っていたため、社内の清掃業務に配置転換されてしまいました。
Iさんには右半身麻痺がある為、清掃用具を持って社内を移動する事は身体に大きな負担になっておられました。また、Iさんの特性として急な眠気が起き、作業している途中で無意識に寝てしまう事で、上司から叱責されることが増えて行きました。ご本人なりに対策を取っていましたが、将来を考えた際に身体的な負担が少なく継続できる仕事に転職したいと考えられ、マイ・スタイルの利用を開始されました。

Iさんの就労課題とマイ・スタイルが行った就労支援

マイ・スタイルでの就労訓練に取り組んで頂く中でIさんの突然の眠気は多数で話をしている時等に発生する事が分かり、自身のノルマや目標タイムなどが定まっている時は起こらない事が分かりました。また前職での経験から周囲へ「報連相」をする事への苦手意識が強い傾向にあられましたが、訓練に取り組み「報連相」を繰り返し行う事でスムーズに出来るようになり対人スキル向上をされています。
就労準備を進め就職が決まった時は、以前のように眠気が来ないか不安に感じられておりましたが、集中力を維持しやすいように社内の業務連絡の方法や、責任ある業務に就いてもらう等社内で配慮して頂いた事で、仕事への意欲が向上し眠気を感じることが解消されました。また、マイ・スタイルとの定着面談にて、日々の業務の不安の相談や今後の目標を設定する事で前向きに就労継続されていらっしゃいます。

担当スタッフからのコメント

元々就労意欲の高い方であったので、マイ・スタイルでは特性上の得意・不得意の整理、適正業務の選定・労働環境の確認等を主に行いました。Iさんの「社会の一員として、働きたい」との強い思いが実習中にもよく見られ、仕事が出来る喜びを私達に教えて下さいました。「仕事がたのしい」そう話すIさんをこれからもサポートし、私達もIさんから前向きな力を頂いて共に成長して行ける様支援をしていきます!!

「就労継続支援B型⇔就労移行」の就職事例Case 02

Case Study

グリーンホスピタリティフードサービス株式会社(調理補助)での就労ケース

Tさん(30代女性)

障がい内容

療育手帳B1

利用開始時のご本人状況

小学生の時に知的障がいの診断を受け、支援学校に進学し青年期を過ごされます。高等部卒業後は調理補助のお仕事に就かれ9年間程お仕事を継続されましたが、転居することに伴い退職されます。転居後は自宅近くのA型事業所で福祉サービスの利用を開始され2年程通所されていましたが、A型事業所で働くより一般企業での就職を目指したいとの思いが芽生え、相談支援事業所のご担当者様と相談され就労移行支援事業所を利用し一般企業を目指すことになり、マイ・スタイルの利用を開始されました。

Tさんの就労課題とマイ・スタイルが行った就労支援

Tさんは、物事を理解するのに他の人より多く時間が要します。また、自分から報告や相談を行う事も苦手で、分からない事がそのままになってしまい、仕事への失敗に繋がることが多くありました。また、自分が感じた気持ちをそのままの言葉で、相手に伝えてしまうことで、相手と上手くコミュニケーションが取れない傾向がみられました。そのためマイ・スタイルではSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)やグループワーク、ビジネスマナーなどを中心に就労訓練に取り組んで頂くことで、社会で必要な対人スキルが身に付くようにサポートさせて頂きました。約2年間マイ・スタイルで就労訓練や就労準備に取り組まれ、調理補助の仕事で就労されています。就労後はジョブコーチ支援を使い企業担当者へ必要な職務環境の調整を働きかけ、マニュアルにふりがなを振る・ゆっくり的確な指示をおこなうなどすることで就労継続に繋がっています。

担当スタッフからのコメント

現在ジョブコーチ支援から就労定着支援に切り替えサポートを継続することで、ご本人より就労状況やご意向等聞き取り、就労先の企業ご担当者や関係する支援機関と連携しております。明るく元気にお仕事に励まれるTさんが今の安定した生活・就労を長く継続していけるようサポートしていきたいと思います。